HOME→近隣火災通報システム更新事業報告

 

 近隣火災通報システム更新事業報告

近隣火災通報システム更新事業(令和2〜3年度)
 熊川宿は家並みが連続するため、昔から火災が多かったことと、近年の高齢化で災害に対する不安の声が出始めたことから、平成20(2008)年度に町と協働で「伝建地区熊川宿の防災まちづくり計画」を策定、平成21年度に「熊川区自主防災会」を設立し、毎年、熊川区自主防災デーを開催するなど自主防災活動を推進してきました。
 そして、平成23(2011)年には、火災報知器の設置が義務付けられたことから、町のアドバイスを受けて、近隣火災通報システムを行政の補助を受けて構築しました。
 以後の自主防災デーは、地震による火災発生を想定し、このシステムを動作させ、迅速な初期消火と区民の安否確認を中心とした訓練を繰り返してきました。
 令和元(2019)年12月には、文化財宅の1階居間から出火し火災報知器が動作、近隣火災通報システムで通報を受けた両隣の住民が声かけを行うと共に、皆が協力して初期消火を行いボヤで鎮火させ最悪の事態を回避しました。
 そのシステムがこのほど10年を迎え不具合も発生してきた事から、伝建防災事業で熊川区145軒(空き家・公開施設を含む)にワイヤレス連動型住宅用火災報知器977器を更新設置しました。

<更新事業の経緯>
令和2年度:関係行政と共に事業計画を策定し、伝建審議会、文化庁・県とのヒヤリングを経て国・県の補助交付が決定
令和3年4月:熊川区総会で近隣火災通報システム更新実施について承認
5月:自主防災役員会で具体的な進め方、概算予算などについて説明
6月:町予算成立、調査票準備
8月:組長を通じ、設置箇所の全戸調査
9月:詳細設計、入札準備
10月:補助金交付申請、業者決定、令和3年度自主防災会予算案の承認
10月〜12月:個別設計書に基づき、現地で親子間の電波の到達を確認しながら施工
12月:文化庁現地指導、自主防災デーを開催し完了報告と研修の実施、完成検査

令和3年 12/12 熊川宿自主防災デー開催
 地震による火災発生から近隣火災通報システムの動作、近隣住民による初期消火、各組長による安否確認の訓練を行いました。
 その後、熊川児童館で、暁産業さんにも加わっていただき、自主防災会役員と自衛消防団員を対象としたワイヤレス連動型火災報知器の講習会を実施し理解を深めました。

熊川区自主防災デー・講習会

熊川区自主防災デー・講習会

熊川区自主防災デー・講習会

文化庁村上調査官による現地指導
    

 

このページの先頭へ


このページは、熊川いっぷく時代村実行委員会が制作・管理しています。文章や画像等の無断転用はご遠慮下さい。