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平成20年度 日本風景街道事業報告

昨年度に引き続き、今年度も日本風景街道の支援を受けることになり、熊川宿のさらなる文化の再興と地域の活性化を目指して、次の事業を計画・実施しました。今年度は熊川宿が伝建地区の防災計画を策定したこともあって、防災関連の事業が主体となりました。


初期消火訓練


防災研修(東山消防署)


防災研修(資材説明)


産寧坂伝建地区


美化活動(大杉)


踊り方テキスト


料理講習会

消防ポンプの扱い方講習


防災研修(東山消防署)


防災研修(放水体験)


祇園町南側地区


美化活動(西口付近)


消火器収納箱製作


看板製作

1、初期消火訓練

実施日:1月25日(日)
主体団体:熊川区・若狭熊川宿まちづくり特別委員会
場所:上ノ町
 観光客が訪れている平日の昼間は比較的高齢者が多いことから、文化財火災防御訓練に合わせて、高齢者の住民を対象に消火器を使った初期消火訓練を実施しました。消火のポイントは火の根元へホウキではくように消火するとのこと。併せて埋設型消火栓と消防ポンプの扱い方を学びました。

2、町並み防災研修

実施日:3月1日(日)
主体団体:若狭熊川宿まちづくり特別委員会
行き先:京都市東山消防署・産寧坂伝建地区・祇園町南側地区
 歴史的な町並みを災害から守るためどのような活動や設備を整えていくか、また熊川宿を訪れる観光客の保護を図るため、防災活動に取り組んでいる地域を視察・研修しました。
 東山消防署で、「京都市の自主防災組織の取り組み」と、産寧坂伝建地区を含む「清水地域の防災設備」についてお聞きしました。
 次に東山消防署員の案内により高台寺公園周辺で消防設備を見学、市民用消火設備を使って放水を体験しました。
 午後は弥栄自治会館に移動し、「祇園町南側地区」のまちづくりについてお聞きしました。同地区は、お茶屋の舞妓さんが防災訓練に参加して防災まちづくりを進めていることで注目を集めています。
 またこの地域は、京都市歴史的景観保全修景地区となっていて、「祇園町南側地区景観協定」の締結や、「新規参入規制委員会」の設置、「私設消火栓の設置」など自主防災の取り組みを積極的に進めておられます。

3:宿場内の美化活動

実施日:3月27日(金)・29日(日)
主体団体:熊川区・若狭熊川宿まちづくり特別委員会
場所:前川(大杉・上・中・下ノ町)・西口付近
 上ノ町を流れる前川の水量が少なく勢いが衰えていることを受けて、大杉の街道沿いの水路で重機を使ってコンクリート蓋を開け、土砂等を取り除く作業が行われました。
 29日(日)には、区民総出の奉仕作業が行われ、人力で残りの区間の清掃作業を、また、上・中・下ノ町の街道沿いを流れる前川の清掃を行いました。西口付近には花壇を再整備しました。

4:伝統芸能の後継者の育成

主体団体:熊川宿伝統芸能保存会
 近年、子どもの数が減り、てっせん踊りや熊川音頭の継承が難しくなってきています。そこで近隣の集落や小学校に呼びかけ、子どもたちが将来、これら伝統芸能保存の担い手になってもらえるよう、熊川宿の伝統芸能踊り方テキストをやさしいイラスト入りで作成しました。

5:消火器収納箱の製作

主体団体:熊川宿町並み保存伝統技術研究会
 老朽化した消火器収納箱を町並み景観に配慮したデザインで、よりわかりやすいものに作り直しました。

6:宿泊施設運営研修

主体団体:熊川宿おもてなしの会
 町のエコグリーンツーリズム推進事業の一環として旧逸見勘兵衛家で行うことになった宿泊施設の運営に向けて、運営に必要な知識や技能を習得する研修を行いました。
 また、宿泊施設「熊川宿勘兵衛」や交流体験施設「まちなか工房」の看板を製作しました。



 

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