HOME熊川宿のまちづくり日本風景街道18年度日本風景街道モデルルート事業→18年度日本風景街道モデルルート事業報告

 

熊川宿は、平成18年5月より活動主体となる「鯖街道熊川宿まちづくり協議会」を設立し、(社)近畿建設協会の支援を受けて、次の日本風景街道モデルルート事業を行いました。

1:先進事例の調査・視察

 熊川よりも10年以上前に重伝建の選定を受けている愛媛県内子町へ、3つのテーマをもって調査・視察を行いました。
(1)観光客のもてなしの仕方
(2)自立した持続可能なまちづくりには不可欠の伝建地区らしい経済的自立の方法
(3)先進地である内子の今日的課題と解決策
実施日:平成18年12月14日・15日
参加者:9名
研修先と研修内容
(1)内子フレッシュパーク(道の駅)
 内子の特産品を販売する施設「からり」を見学し、どのような製品がどのような人により生産されているかを見学しました。
(2)石畳の宿
 山間部に建つ廃屋古民家を再生し、地元住民が生産した野菜や米を地元有志の女性により調理されたものでもてなす古民家民宿に宿泊・体感しながら代表的事例を学びました。
(3)八日市・護国伝建保存地区
 熊川より大先輩になる内子の伝建地区について、観光客が激増しかつ店舗の増加した町並みの現況を視察しました。


石畳の宿研修

2:鯖街道マップの作成


鯖街道マップ

 小浜を起点に京都へ至る街道は、編目状に数多く存在しました。その中で最も重要なルートは、熊川を経由して京都に至る若狭街道です。この網目状のルートを地図上に紹介することと、熊川経由の代表的鯖街道について、街道の要所々々に今なお点在する道標や寺社、建物などの写真を掲載して鯖街道のマップを作成しました。
 これには、「日本風景街道若狭熊川・鯖街道ルート」の街道全域のネットワーク化を念頭において、小浜市、若狭町、高島市、大津市、京都市の協力をいただきました。これを契機にさらに交流が深まることを期待します。

3:語り部テキストの作成

 熊川宿には多くの観光客が訪れ、この方たちを案内する「若狭町かみなかの語り部の会」の活躍は、年間300回を越えます。現在、語り部の数が少なく高齢化していることと併せて、熊川では区民全員が語り部となることを目指しています。よって区民のために、また今後待望される新たな語り部養成に向けて案内テキストを作成しました。


語り部テキスト

4:熊川宿ホームページの更新

 インターネットの普及に伴い、熊川でも昨年度より「熊川いっぷく時代村」のホームページを開設しました。しかし熊川の歴史、文化、まちづくり活動について広く紹介していくために、まちづくり協議会の5つの組織の活動も合わせて、熊川宿ホームページの拡張更新を行いました。

 

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