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 「国際シンポジウム・食フェア」報告

 
〜振り返れば未来の道 発酵街道〜
「若狭と京を結ぶ鯖街道熊川宿生き活きProject」

と き:2016年3月11日〜13日
ところ:パレア若狭・熊川宿
主 催:福井県若狭町・鯖街道熊川宿生き活きプロジェクト実行委員会

 このプロジェクトは、地域経済の活性化と雇用の創出、定住人口の増大を目標として、若狭町熊川宿をモデルとした地域活性化の実践事業として開催されました。
 主な内容は、特産品の振興等による商品開発や雇用の創出、豊かな地域環境の活用策としてのイベントの実施等、未利用の空き家の積極的な活用等と合わせて、交流人口の拡大を図り、地域活性化に結びつけるものです。

第1部:基調講演
 松平定知さんから当地の信長・秀吉の天下獲りの関わりについてお話いただきました。

第2部:レクチャー・メッセージ・パネルディスカッション
 藤井絢子さんから、琵琶湖の発酵食品を中心とした食文化の継承についてレクチャーいただき、政所利子さんのコーディネートによる「御食国・暮らし・歴史ー振り返れば未来の道を語る」をテーマにパネルディスカッションを実施。イタリアからお見えいただいたセコンド市長、マッシモ氏も加わり、イタリアでの伝統的な発酵食品の生産と地域づくりのストーリーなど、興味深く楽しいお話をお聞きしました。

キッズサイエンスコミュニケーション
 またキッチンスタジオではパネルディスカッションや試食会が行われました。
 夕方には、地元食材を中心とした友好姉妹連携レセプション交流会で盛り上がりました。

外国人料理教室
 12日午前中、熊川宿与七で「外国人料理教室」が行われ、ふなずしの作り方が再現されました。

花嫁道中
 午後からは、熊川宿に由縁の深い姫たち「麝香・ガラシャ・お市・お初」になぞらえたモデルさんによる花嫁道中が行われ、松木神社で神事が執り行われました。熊川子どもたちは、かわいい着物姿で参加者に桜の小枝を渡していました。
 モデルさんは、世界でも唯一のブライダルに特化した格式の高いビューティーコンテスト「ブライドオブジャパン」のファイナリスト4名です。

第3部:熊川宣言・新商品開発発表会・お茶会
 義民館で行われた「熊川宣言」では、政所さんのコーディネートで、若狭町長、イタリアチェターラ市長に富山県南栃市長、千葉県神崎町教育長も加わり、有意義なパネルディスカッションになりました。
 熊川宣言では、発酵街道を探求し、地域資源を掘り起こし、磨きながら次世代へ受け継ぐという「熊川宣言(クマガワマニフェスト)」に署名されました。
 また、老松の主人太田達さんが開発した熊川葛を使った水織粽(ちまき)と抹茶が振る舞われました。なかでもお茶会は、太田さんの楽しいトークで盛り上がり、普段は味わえない味と雰囲気に皆さん満足されたようでした。

同時開催:若狭鯖街道うまいもん食フェア
 11日12日の両日、熊川宿で「若狭鯖街道うまいもん食フェア」が開かれました。鯖街道各地から発酵食品をはじめとした特産品が販売され、多くの人で賑わっていました。
 熊川宿関係では、おもてなしの会は、葛ようかんと長操飴、熊川女性の会は、若狭の義民松木長操に因んで考案された具材たっぷりの大豆と生姜入豚汁、名付けて「長操鍋」が販売されました。美方高校・若狭高校・若狭東高校生徒によるプリンやスイーツの販売も人気を呼んでいました。

 期間中、天候にも恵まれ、盛り沢山の内容で多くの方にご来訪いただき、成功裡に終了することができました。準備期間が短かったこともあり、関係者の皆様には大変お世話になりました。また、いろいろと学ばさせていただきましたので、これからのまちづくりに活かしてまいります。

 









(撮影・記事:まちづくり委員会 宮本・松見)

 

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