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 第37回 全国伝建協議会長野大会 研修報告

 

とき:平成27年5月20日(水)〜22日(金)
ところ:長野県東御市・海野宿

 
【第1日目】
 若狭町職員は行政総会に、私たち住民は事例発表に出席しました。最初に、善光寺道(北国西街道)の宿場町として栄えた長野県千曲市「稲荷山」の発表の後、次回開催地である石川県加賀市の北前船船主集落「加賀橋立」と、山村集落「山中温泉ひがしたに」から地区と活動の紹介がありました。

 続いて、信州大学工学部建築学科教授の土本俊和氏が「海野宿の保存活用とまちづくりを考える」と題して、保存対策の事例について記念講演されました。滞在型交流施設「うんのわ」構想では「バリアフリー化を心掛けた」「防災面で隣地所有者の協力を得られたので実現できた」と話されました。

 夜は情報交換会が開かれ、全国各地の参加者と懇親し、皆様に「昨年の若狭町大会ではお世話になりました。おもてなしが良かったよ。ありがとう」とお言葉を頂きました。

【第2日目】
 6班に分かれて、信州北国街道「海野宿」で、ガイドさんの案内により現地視察研修が行われました。

 街道沿いに民家が並び、路地から裏へ行くと畑や保育園、駐車場などがあり、宿場町なので熊川と似た感じがしました。建物は全体に大きく立派で、街道も、車道があり、柳並木と水路を挟んで歩道があり、とても広くきれいでした。保存活用と景観整備が完成されているように思いました。
 要所では、地元の小学生が子ども学芸員として、旅籠屋造りや蚕室造り、うだつや海野格子など建物の特徴について説明してくれました。ハッキリ堂々と発表していました。

 街道の資料館や展示館を見学した後、路地から裏街道やしなの鉄道沿いを通って、滞在型交流施設「うんのわ」へ行きました。
 そこは、古民家の中庭を喫茶、蚕室をレストラン、主屋を宿泊施設に改装した建物で、保存地区への理解と文化振興、併せて地域活性化と観光振興を目的として、平成26年7月にオープンされたそうです。説明を聞いていると、しっかりした方針で運営されているように感じました。

 海野宿を後にして昼食をとり、私たちは帰路につきました。歴史文化課の岡本氏は、夜の情報交換会や、3日目のブロック会議に出席されました。

◇関連サイト
 海野宿:
http://www.tomikan.jp/unno/
 うんのわ:
http://www.furusatokan-unno.jp/


 
全体会(左)・情報交換会(右)

 
情報交換会(左)・子ども学芸員(右)


 
現地視察(左)・参加者で記念撮影(右)

 
うんのわから外を望む(左)・町並みとうんのわ(右)

(写真・記事:まちづくり委員会 松見)

 

 

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