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 全国伝建協議会総会 薩摩川内市大会 研修報告

 

とき:平成25年5月22日(水)〜24日(金)
ところ:鹿児島県薩摩川内市

 第35回全国伝建協議会総会が鹿児島県薩摩川内市で開かれ、若狭町と熊川宿から計15名が参加しました。
 一行は、飛行機組と新幹線組に分かれて出発。昼過ぎに着いた飛行機組は入来麓へ見学に、新幹線組は会場内を見て回りました。
 1日目午後、行政の総会に続いて開かれたパネルディスカッションでは、「100地区を超えた伝建地区のこれから」をテーマに、鹿児島大学土田充義名誉教授のコーディネーターで、伝建協議会会長の野村萩市長、文化庁の島田敏男氏、4地区の代表が伝建制度への取組みや思いを発言されました。
 続いて会場をホテルグリーンヒルに移し、情報交換会が開かれ、多くの参加者と懇親しました。中締めでは、次の開催地の熊川宿が紹介され、揃いの法被で壇上に上がり、来年の参加を呼びかけました。
 2日目、現地視察で参加者は8班に分かれて武家町で石垣造りの入来麓伝建地区を見学しました。行く先々で数人ずつの地元中学生が待っていて、案内をしてくれました。中でも清色城跡の堀切は、壮大な絶壁の谷間となっていて、涼風がとても心地よかったです。
 昼食を済ませて午後から再び入来文化ホールで文化庁講演が開かれました。講演は、熊川宿ではお馴染みの梅津章子調査官でした。全国の伝建地区の現状や課題をお聞きしました。
 続いて住民プログラムの分科会が開かれ、「伝建地区のこれから」「施設の活用策」「活動によるまちづくりの展開」の各課題で意見交換が行われました。第1分科会の2班では、熊川宿から空き家対策について発表し、各地区の取組みや意見をお聞きしました。その後の全体会でも、熊川宿の空き家対策について報告しました。
 2日目の情報交換会は、湖畔リゾートホテルいむたで開かれました。湖と夕景がとてもきれいでした。昨晩に続いて多くの方と情報交換ができ、来年のPRも再び盛り上がりました。
 3日目、中部・北陸地区ブロック会議に参加した熊川宿は、ここでも空き家対策の取組みを報告しました。
 続いて、東郷文弥節人形浄瑠璃を鑑賞し、川内歴史資料館、川内まごころ文学館を見学し、川内の歴史と文学に触れました。さらに薩摩国分寺跡へ足を伸ばしました。
 いよいよ来年、福井県若狭町大会が開催されますが、熊川宿の自然や歴史、まちづくりの取組みを知って頂き、心からのおもてなしで、全国から来てくださる多くの方々に喜んで頂けるよう成功させたいと強く思いました。

 
(1)パネルディスカッション(2)情報交換会
 
(3)次回開催地PR(4)入来麓の町並み
 
(5)若狭町・熊川宿参加者(6)清色城跡の堀切
 
(6)入来小学校と中学生の説明(7)梅津調査官による文化庁講演

(写真・記事 広報 松見)

 

 

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