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 2月16日(土)「熊川宿まちづくり総集会」が開かれました

 

 と き:平成25年2月16日(土)13:30〜
 ところ:熊川児童館
 主 催:熊川区・若狭熊川宿まちづくり特別委員会


熊川区長 竹下清太郎氏


京町家再生研究会 末川 協氏

 
 初めに、熊川区長の竹下清太郎氏が「交流や会合で多種多様な接待による訪問客との相互の思いやりが熊川宿の人気を高めている」と挨拶されました。
 森下裕町長は、「積極的なまちづくりで大きな成果をあげ、たくさんの表彰をもらった。全国のモデルとして評価されている。空き家対策の具体的な取組みも進んでいる。松寿苑跡地の活用をみんなで考えたい」
 松岡喜一町議会議員は、「ダム工事で来られる方とも交流して、さらなる発展にがんばってほしい」
 続いて、まちづくりに多大な尽力をされた元事務局長の中村隆氏に感謝状が贈られました。
 河合健一会長は、「今日は立命館大学の学生さんをはじめ大勢来てくれた。これからはまちづくりの会議などに若い人たちにも行ってもらいたい。また、若狭町内のいろんな団体の方と語り合っていきたい」と挨拶されました。

 第一部では、京町家再生研究会の末川協氏が「京町家再生と景観向上の取組み」と題して講演されました。その中で末川氏は、「町家の形態には文化に基づいた理由がある。熊川は、人も文化もコンパクトにまとまっている」
 空き家に関しては、「京都にも空き家がたくさんある。アートイベントや町家でご飯、町家でエステなどに取組んできた」
 修理修景については、「町家の改修は伝統工法で直している。技術の再生と継承のため勉強会を行っている。まちづくりファンドで資金を集め改修を行っている。ボロボロでもきっちり直ると見られるようになった」
 さらに、「町家の中で京都の伝統産業が伝承され支えられてきた。そして、作法やもてなし、年中行事などの生活文化が培われてきた。自然に近い暮らしが出来るのが町家である」と語られました。

※この講演は「福井ふるさと百景景観づくり推進事業」の一環として行われました。

◇末川協氏プロフィール
現在京都市で建築設計事務所を経営
NPO法人京町再生研究会・京町家作事組役員
 熊川との関わりは、歴史文化課の永江課長とブータンでお会いされたのがきっかけで、昨年度の15周年記念フォーラムにも参加いただいています。

 「熊川宿の空き家調査と今後の取組みについて」高村ゼミ学生による報告

 

 

学生さんらと記念撮影

 第二部では、立命館大学政策科学部高村ゼミ学生さんによる空き家対策の調査報告がありました。学生さんは3班に分かれて調査・分析され、次のように報告されました。
(1)空き家を良好な状態で残すための管理方法の考察については、地域での管理は住民の不安を和らげ、状態の良い空き家を残すことで改修費を抑え、移住者や店舗を呼び込み、空き家バンク制度の活用を促すことができる。
(2)空き家管理や活用の主体となる区の自治組織については、一人何役も兼任している現状をふまえ、住民一人一人が自治へ参加しやすい環境を作ることによって、参加できる住民が増え、お互いの負担が軽くなる。
(3)店舗集積による活用方法の考察では、葛や鯖などの特産品を活かした店舗集積を行い、付加価値を創設する。店舗開発の危険性を考慮し、店舗集積における規約を制度化する。これらにより、熊川宿に根ざした地場産業の再生と発展をもたらし、空き家活用の促進を図る。
 最後に、このほど制作した「熊川宿暮らしのガイド」について、空き家対策部長の宮本哲男氏から説明がありました。

 

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